2015年12月09日

LOH症候群とは?(男性の更年期障害)

男性ホルモンの低下で起きる症状を、「LOH症候群」(加齢男性性腺機能低下症候群)と名づけています。その数は600万人とも。分かりやすく紹介します。

最近、何事にもやる気が出ない、疲れやすい…。実は、年のせいではなく「ホルモンの低下」が原因かもしれません。ホルモン低下といいますと、女性の更年期障害を思い浮かべますが、男性も女性の更年期に似た症状を訴えるケースがあるのです。

通常、男性ホルモンは年をとるにつれて緩やかに減って、70代で8.5pg/mlに近づいていきます。しかし、LOH症候群の場合、早いと40代50代でこの値を下回ってしまうのです。治療として、男性ホルモンを注射で補う治療をすると症状は大きく改善します。」「LOH症候群は、男性ホルモンの値が低い、ひとつの病気」だと指摘します。

男性ホルモンは主に精巣で作られます。筋肉や骨を作ったり、性機能を維持したりする役割のほか、脳の認知機能にも関わっていると考えられています。
 このため、男性ホルモンが減少すると、筋力が低下したり、骨粗しょう症になったりするほか、記憶力ややる気の低下といったさまざまな症状が出ます。
 さらに、男性ホルモンの減少にはストレスも大きく関わっていることが分かってきました。強いストレスが長時間続くと、脳のほうから精巣に男性ホルモンを出す指令が出なくなり、男性ホルモンが減るのです。さらに、男性ホルモンには肥満を抑える効果もあるため、ホルモンの減少に伴って内臓脂肪が増え生活習慣病のリスクも高くなると指摘します。
 
「女性の更年期障害は多くの場合、回復するが、男性の場合、待っていても回復しない。重症の場合、医師と相談した上で、男性ホルモンを注射で補充する治療が必要だ」と言わ
れています。

手軽にできるチェックリストもあります。
日本泌尿器科学会などのホームページでも紹介されています。
この中では、以下の17の項目が示されています。

「総合的に調子が思わしくない」
「関節や筋肉の痛み」
「ひどい発汗」
「睡眠の悩み」
「よく眠くなる、しばしば疲れを感じる」
「いらいらする」
「神経質になった」
「不安感」
「体の疲労や行動力の減退 」
「筋力の低下」
「憂うつな気分」
「絶頂期は過ぎたと感じる」
「力尽きた、どん底にいると感じる」
「ひげの伸びが遅くなった」
「性的能力の衰え」
「早朝勃起(朝立ち)の回数の減少」
「性欲の低下」

判定方法は、
それぞれの項目について、非常に重いを5点、無しを1点として、
「軽度」27点〜36点
「中等度」37点〜49点
「重度」50点以上、
となっています。

 こうしたチェック表を活用するほか、重要なポイントとして、朝の勃起が2週間以上ない場合は疑いが強いといわれています。さらに、予防や男性ホルモンを上げるためには、生活習慣の改善も重要です。


対策のポイントをまとめました。
まずは、『食事』。
脂肪分の摂取量が少ないと、ホルモンが低下するということで野菜だけでなく、肉や魚も適切にとることが重要です。たまねぎや、ねぎ類に含まれる成分が、男性ホルモンを高める働きがあるという研究結果もあります。

次に、『運動』。
激しい運動をたまに行うより、短時間でも継続して体を動かすことが効果的だといいます。

そして、『生きがい』。
ストレスを感じ、緊張状態が続くことが、男性ホルモンの分泌によくないということで、生活に張り合いが出るような趣味を楽しむことも大事だそうです。

皆さんも、是非この機会に、「LOH症候群」(加齢男性性腺機能低下症候群)について、正しい知識を整理し、生きがいのある日常生活を送りましょう。
posted by 鈴木文夫 at 17:13| 日記

2015年04月16日

正義を前面にした強硬政権に疑問を持つ? 医療をもっと信用しても良いのではないかと提言する!

1.拠点病院の指定更新せず、千葉県がんセンター 厚労省が決定 (2015年4月15日)
 
 腹腔鏡手術で患者の死亡が相次いだ千葉県がんセンター(千葉市)について、厚生労働省は15日までに、診療報酬加算などの優遇がある「がん診療連携拠点病院」の指定を更新しないことを決めた。4月1日付で指定の効力を失った。
「ガバナンス(管理運営)が十分に確立されておらず、質の高いがん医療の提供ができていない」としており、診療報酬の優遇のほか、がん専門医研修などへの補助金が受けられなくなる。
がん診療連携拠点病院は、質の高いがん医療を提供するための地域の拠点となる病院。国が指定し、全国に約400カ所ある。指定は4年ごとに更新される。
 
2.東京女子医大と群馬大、特定機能病院取り消しへ 厚労省 (2015年4月15日)

 患者の死亡事故があった東京女子医大病院(東京都新宿区)と群馬大病院(前橋市)について、高度な医療を提供できる「特定機能病院」の承認が取り消される見通しとなった。厚生労働省の社会保障審議会医療分科会が両病院の安全管理体制が不十分と判断、早ければ今月末にも「承認取り消し処分が相当」とする意見をまとめる。
 東京女子医大病院では昨年2月に人工呼吸器をつけた2歳男児が原則禁じられている鎮静剤のプロポフォールを大量使用された後に死亡。群馬大病院では腹腔(ふくくう)鏡による肝臓の切除手術を受けた患者8人の死亡が昨年11月に発覚した。

3.自民党 NHKとテレ朝の幹部を呼び聴取へ

 自民党が17日にNHKとテレビ朝日の経営幹部を呼び、最近問題となっている報道番組の内容をめぐって、直接、事情を聞くことが分かった。
 複数の関係者によると、自民党の情報通信戦略調査会は、NHKからは「クローズアップ現代」でヤラセが指摘されている問題について、また、テレビ朝日からは「報道ステーション」でコメンテーターの古賀茂明氏が一方的に政権批判したことについて、話を聞く方針。特に「報道ステーション」をめぐっては、古賀氏が菅官房長官を名指しして「バッシングを受けた」と一方的に述べる展開となった点などについて、第三者も加えた検証の必要性などをただすものとみられる。

 政治とメディアの関係に詳しい上智大学の音好宏教授は、こうした自民党の異例の対応について、「政権・与党側がメディアを呼びつけるのは、成熟した民主主義の中では、相当注意しなくてはいけない」と述べた。また、「政治的なパフォーマンスと考えているかもしれないが、国民からは支持されないだろう」と指摘している。

 以上のことから、時の権力者が、人気取りのために余計なところに神経をとがらせて、統率して行こうとする気配が薄気味悪い。

 特に、医療関係については、異常に批判対象になりつつあるが、もっと国民からの信用と信頼があっても良いのではないかと常々考える。
 
posted by 鈴木文夫 at 01:50| 日記

2014年09月27日

男性の更年期障害

男性の更年期障害
 先日、「NHK今日の健康」で、順天堂大学教授 堀江重郎先生の解説で、男性の更年期障害について触れられていましたので、ここに、内容の一部をご参考までに記します。

1.男性の更年期障害とは? 
 更年期障害は女性に特有の病気と思われがちですが、男性にも起こります。原因は男性ホルモンの低下です。男性ホルモンの分泌量が低下すると、関節痛や疲れやすさなどの体の症状、いらいら・憂うつ・不眠などの心の症状、勃起力低下などの性機能の症状が、多岐にわたって現れます。女性の更年期障害は閉経を挟んだ約10年間に症状が現れますが、男性の場合は個人差が大きく、症状が現れやすい時期は定まっていません。40歳代以下では男性ホルモンの低下の場合は少なく、多くはうつ病など別の病気が原因です。50〜60歳代では、男性ホルモンの低下が原因の場合と、うつ病などの病気が原因の場合と半々で、70歳代以降になると、多くは男性ホルモンの低下が原因となります。
 更年期障害かどうかを調べるには、体や心、性機能の症状について尋ねる問診と、血中のテストステロンの値を調べる血液検査が行われます。症状が強くてテストステロンの分泌量が少ない場合、更年期障害と診断されます。気になる症状がある場合は泌尿器科や男性更年期外来などを受診して相談しましょう。

2.治療は男性ホルモンの補充が中心
 治療の中心となるのは、男性の更年期障害に深く関わっているテストステロンを補充する男性ホルモン補充療法です。テストステロンは「男性らしい体つきにする」「筋肉や骨の組織を強くする」「性機能を正常に保つ」などの働きがあるほか、判断力や理解力といった認知力に影響を与えています。主な治療法は、テストステロン製剤を2〜4週間に一度、筋肉注射する方法で、健康保険が適用されます。男性ホルモンの軟膏[なんこう]を塗る方法もありますが、健康保険は適用されません。男性ホルモン補充療法は、最初は3か月間行い、効果があれば継続します。治療期間は、50〜60歳代では1年が目安です。
 男性ホルモンがそれほど低下していない場合には、勃起不全(ED)の治療薬や抗うつ薬、抗不安薬など、症状に応じた薬だけを用いる場合もあります。

 以上を、参考に、どうも近頃、気力が湧かないなどの、うつに似た症状でお悩みで、メンタルヘルスに通院しても改善の見られない中高年期の男性に「男性の更年期障害」が原因かもしれません。
当院でも、男性ホルモンを気楽に測定することができます。
これを参考になさって、気力溢れる生活を送って下さい。
posted by 鈴木文夫 at 19:46| 日記