2013年03月29日

「おしっこが近い」に潜む危険について 

NHKの「ためしてガッテン」で、平成25年3月6日の放送をご覧になりましたか?
「おしっこが近い」に潜む危険 なんと心臓がピンチ!?という題で、なかなか興味深かったです。
KEY WORDとしては、「夜間多尿による夜間頻尿」の原因が、実は、過活動膀胱だけではなく、「隠れ心不全」から生じている可能性があると、指摘したことです。今まで、「血サラサラ」のために、多量の水分摂取を推奨していましたが、これを訂正して、寝る前の「宝水」は、排尿のある人は脱水ではないので必ずしも必要ではないとはっきりと言い切りました。
 (実は、水を多く飲んでも頻尿になるだけで、血サラサラにはならないのです!)
この「夜間頻尿」は、泌尿器科医の診察で、てこずる難題で、「夜間頻尿」の原因は、多くの要因が複雑に絡んでいて、治りにくいのです。糖尿病の管理が悪く、口喝による多飲・多尿や、心不全・腎不全による、
足のむくみからの夜間多尿、肥満による睡眠時無呼吸症候群による夜間多尿など、その原因は数多く、しかも自覚症状がほとんど無いのが特徴です。
 さらに、高齢化がすすみ、夜間頻尿を訴える患者さんが多くなると、これは、やがて社会問題となるでしょう。夜間頻尿の回数と転倒の頻度には強い関連性があり、転倒から骨折して寝たきりになるお年寄りが多くなるかもしれません。「認知症」の予防と同様に、「夜間頻尿」も直視して、早期発見と、的確な治療が必要でしょう。
詳しくお知りになりたい方は、以下のリンクにアクセスしてください。
http://nhk.jp/gatten/?P1303060
posted by 鈴木文夫 at 21:20| 日記

2013年03月03日

東北大学病院 石井正先生の講演を拝聴して

先日、千葉市内の研究会で、東北大学病院 総合地域医療支援部宮城県災害医療コーディネーター 教授 石井正先生のご講演を拝聴しました。
演題は、「石巻医療圏における東日本大震災の対応」でした。
 
内容は、YouTubeで、 
【日本赤十字社】石巻赤十字病院〜東日本大震災 初動の記録〜 
を見ると、よく分かります。

更に石井正先生の著書、
東日本大震災 石巻災害医療の全記録―「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7カ月 (ブルーバックス)
の一読をお勧めします。

東日本大震災において石巻災害医療の指揮をとった石井正先生の活動は、既にNHKなどテレビでの報道で良く知られるところです。 
この本は、カメラで追った記録とは異なり、石井先生ご自身の記録です。
先ず非常時において、次々と的確な判断を迅速に行っていくところは、心から敬服します。 

全編に書かれている非常時のリーダーの決断のあり方そして終章の教訓は、災害医療に限らず非常時に指揮を執る可能性のあるあらゆる職種の人間の心構えとしてバイブルとなるでしょう。

posted by 鈴木文夫 at 19:10| 日記